今日は、耐震基準についてと題しまして

現在適用されている耐震基準より低い基準で設計されたマンション(旧耐震基準で設計されたマンション)は、全国に約100万戸存在します。現在適用されている耐震基準より低い基準で設計されたマンション(旧耐震基準で設計されたマンション)は、全国に約100万戸存在します。

毎年約20万戸の新築マンションが分譲され、その総戸数が500万戸を超えたことから、およそ1/5のマンションに耐震性能が劣っている可能性があるということです。

簡易な見分け方は、耐震基準の改正された昭和56年(1981年)6月1日より前に設計されたマンションかどうかを役所で調べることです。これは実際にマンションが完成した時期ではなく、設計の審査(建築確認申請)がいつかによって判断します(したがって、昭和57年や58年に建物が完成していても、旧耐震基準で設計されている可能性はあります)。

旧耐震基準の元で建築された建築物

  • 大破以上…30%弱、中・小破…40%弱、軽微または被害なし…30%弱
  • 新耐震基準の元で建築された建築物
  • 大破以上…10%弱、中・小破…20%弱、軽微または被害なし…70%強

旧耐震基準で設計されているからといって必ず耐震性能に劣る訳ではありませんが、旧耐震基準で設計されたマンションや耐震性能に不安のあるマンションは耐震診断を行いましょう。
お次は、今すぐ自分で簡単に出来る地震対策についてです。

転倒防止器具で家具の転倒を防ぐ。

L字になっている器具もベルト式の器具も、家具一点につき
同じ形式の器具を両端に2個以上固定するのが効果的です。
又、ベルト式は特に家具の設置位置が壁に近ければ近いほど
固定される強度が強くなります。

物の収納の仕方で倒れにくくする。

収納の仕方ひとつで、さらに家具を倒れにくくすることもできます。それは、家具の重心をできるだけ、低い位置にすること。つまり、重い物は下の方に、軽い物は上の方に収納するようにします。重い物が下にあれば家具の重心も下にあるので、揺れた場合倒れにくくなります。

ガラスに飛散防止シートを張る。

窓ガラスの場合は室内側に、食器棚の場合は内側に張ります。シートの大きさにもよりますが、ホームセンターなどで1,000円前後から販売されていて簡単に貼る事が出来ます。

耐震ラッチで扉が開くのを防ぐ。

最初から耐震ラッチの付いている扉なら、地震の揺れで中のものが飛び出すのを防げます。付いていない扉は、ホームセンターなどで市販されている後付けの耐震ラッチを買って、既存の家具に取り付けましょう。こちらも簡単に
取り付ける事が出来て食器や中の物が飛び出す事を防いでくれるのでオススメ。

こんな感じで、耐震基準について考えると共に、
お部屋の耐震対策も見直してみてはいかがですか?


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